立正大学経営総合特論の特別講師をさせていただきました
立正大学2年生20歳前後の方、約200人に向け特別講義をさせていただきました。
このような貴重な機会をいただきました東京中小企業家同友会に心より感謝申し上げます。また、事前のリハーサルでのアドバイスやお力添えをいただいた経営者のみなさま、本当に有難う御座いました。
『頭で考えず、心で聴いて感じていただけたら幸いです。自分の考えや感情と向きあう時間にして欲しいです。』と冒頭にお伝えし、学生さんの手元は資料無しでスタートしました。
- 現代は情報が多すぎて頭がいっぱい。
- 考える時間も、頭の中のスペースもない。
- ものすごいスピードで正解を求められる。
- 間違ってはいけないと思うと、怖くて何もできなくなる。
これでは何もワクワクしませんし、未来でなく今さえも見えにくいかもしれません。
『学生時代→大手化粧品メーカー勤務→中小企業エステサロン勤務→独立開業→法人成り』までのストーリや気付きなどをお話させていただきました。私自身、幼少期から『やりたいこと』や『夢』がなかったので、その質問をされるのが嫌だったこと。持ってる人が羨ましかった。夢のない私はなんとなく周りが喜びそうな『答え』を嘘をついて言っていました。
そんな当時の自分に、今の自分からのメッセージ
今やりたいこと、夢がなくたっていいよ。
常にアンテナを立てて、気になることがあれば、気負わずに一歩を踏み出すこと。
やってみた先に必ず見つかるはず。
私は最初から「美容が好き!」とキラキラ前向きな気持ちから美容を始めていません。高校の頃いじめられた経験から「こんな私でも少しはきれいになって前向きになれるんだ」とネガティブからやりたいことが見つかりました。
私のように自信のない女性が少しでも笑顔になれて、自信を持つことができて幸せになって欲しいと思ったことが原点でした。
辛いことや悲しい経験は、必ず『誰か』の『何か』の役にたちます。痛い想いをした分、人の痛みが少しでも理解できる人になれるはずです。
その度に助けてくれる出来事や人がいること。一人じゃないこと。こんなに幸せだったんだと気付き、感謝が自然に湧いてきます。 今までの経験を時系列にしながらお話させていただきました。
生徒さんの真剣な眼差しと、レポートを一生懸命書いている御姿に私の方が感動と勇気をいただきました。想いや気付きをレポートの枠からはみ出るほど記入し、提出されていました。
明確な目標がある中で悩んでいる方よりも、そもそも『やりたいことがない』『分からない』ことに悩み不安になっている方が多いように感じました。
きっと【失敗しても大丈夫】という、安心して自分をさらけ出せる(表現できる)場所が少ないからなのかなと考えていました。
今、ネットで調べればすぐに答えや正解が出る時代だからこそ、失敗が少ないようです。
- 失敗が怖い
- そもそもチャレンジしない方が失敗もしないからしないを選択する
- 頭だけが先行し、リアルに何をしたらいいのか分からない
このような思いを抱えながらも、真剣な眼差しと一生懸命な姿勢から『本当はなんとかしたい!変わりたい!』という前向きな気持ちが伝わってきました。
大人も同じです。自分のことは自分が一番わかりません。ご自身で気付いていないだけで、ちゃんと一人一人の心の奥底に『隠しきれない情熱』や『可能性』があふれていることを肌で感じました。
だからこそ!最初は大人が率先して
- 安心して自己を表現できる安全な居場所をつくること
- 一人一人に合った環境を調えてあげることが大切
その環境の中で、大人も子どもも一人の人として尊重し、お互いが依存せずみんなで一緒に創り上げ、共存できたら素敵だなぁと思いました。
今私自身人生の分岐点なので、過去を振り返ることで今後が見えてきました。過去も今現在も、大勢の方に支えていただいていること、恵まれた環境ということに感謝が溢れています。謙虚な心と姿勢でコツコツ地道に精進して参ります。生まれたばかりの40歳の赤ちゃんですが(笑)今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
偶然なのですが、講義の日はずっと応援してくれていた大好きな祖母の命日でした。生前、何故か私に形見の婚約指輪をくれました。その指輪をネックレスにつけて祖母と一緒に登壇しました♡とっても幸せでした♡ 長文読んでいただきまして有難うございました♪